今話題の糖質制限ダイエット、食事から主食を抜くだけという手軽さと続けやすさから挑戦している方がますます増えているようです。
その仕組みは、人間の生理を考えた科学的なものです。人間の身体はエネルギーとして糖と脂肪を用います。糖は筋肉や血液に含まれ日常動作に使用されます。糖が消費され筋肉や血液から減ってくると、順次脂肪を分解してエネルギーとして使うのです。糖よりも脂肪のほうが1グラム当たりのエネルギー量が多いので、エネルギーを貯めておくには脂肪の方が効率が良いのですね。
糖質を食事でとらないと、血液中の糖が増えず、血糖値が上がりません。こうなると身体は脂肪をどんどん分解してエネルギーとして用いるので、脂肪が減って体重が落ちるというわけです。
ところで、せっかく食事で主食を抜いても、糖質のどっさり入った飲み物を飲んでいたのでは何にもなりません。甘くなければいいわけでなく、糖質は日本酒やビールなどにも含まれています。これらの飲み物ばかり飲んでいるせいで慢性的に血糖値が高い状態にあり、糖尿病と同じ状態になることを「ペットボトル症候群」とも言います。これではダイエットどころかますます健康を損ねるばかりです。
のどが渇いたとき、食事のお供にはお茶がお勧めです。お茶で楽々糖質制限に邁進しましょう!